WORLD CONSTRUCTION LABORATORY

創作活動に使える情報をわかりやすくまとめてみるブログ。あとは個人的な所感など。

【妄想活動】他種族との関係を考えてみる【エルフきたあああ】

どーも。たぶん初めまして。

WCLの管理人のあんにんどぅうふです。

実は以前から非公開も含めていくつか記事を書いていたのですが、思うところがあってブログの方針を微修正、その流れですべて削除しました。すげーもったいないとは思いましたが・・・。

 

元々の方針は『創作活動に使える知識や情報をまとめて共有する』といった感じでしたが、よくよく考えると、必要な知識とか資料って自分で集めるよなぁ・・・という事実に気づく。

なので今後は、『自分の創作活動(妄想)において生じた問題を如何に解決したか』という方向性で行こうかと思います。

僕はパンピーなので難解な情報をわかりやすくまとめるとか、そんな器用なことはできませんが、「こういう考え方もあるんじゃない?」と提示することはできると思いますので。

 

と、前置きはここまでにして、今回の本題に移ろうと思います。

 目次:

多種族が登場する世界

ファンタジー物やSF物だとよく見られる世界観ですよね。エルフやドワーフ、異星人とかですね。

ただ人間以外の他種族を登場させる場合、『種族間の関係』を考えなければなりません。同じ世界に住む以上、全く関わりがないなんてことはありえません。

ストーリーに関わる重要なポジションなら尚更の事ですし、フレーバー的に登場させるにしてもある程度設定を持たせた方が、世界観に深みを持たせられます。公開するかどうかは別としてね。

実際、ゲームなんかのフレーバーテキストから世界観を考察する人も少なからずいるわけですしね。そういう人達にも楽しんでもらえるような作品が作れるようになりたいものです。

 

若干脱線しましたが、本題に戻します。

基本的にファンタジーだろうがSFだろうが、友好関係の築き方に明確な違いはないと思います。現実世界の生活様式とか価値観から大きく逸脱した特殊な種族を作らない限り、現実と変わらないはずです。

なので考えるべきなのは

  1. 歴史的背景
  2. 利害関係
  3. 肉体的・精神的共通点

といった感じでしょうか。

 

歴史的背景

歴史的にどのような関わり方をしたかで、その後の関係に少なくない影響を与えます。

2つ例をあげて考えてみます。

移民

弥生時代に日本に渡ってきた大陸人のことを渡来人と呼びます。彼らは戦争から逃れるために海を渡った亡命者・戦争難民ではありましたが、日本に稲作や漢字、仏教や寺院建築技術などを持ち込み、古代日本の文化形成に大きく貢献しました。

民族としては別ですが、現在では同じ日本人として生活しています。礼節を重んじ、相手に尽くすことで友好関係が結べたいい例ですね。

 

逆に移民先で問題を起こすようでは友好関係は結べません。現在進行形のEU難民問題を見るとわかるように、難民を受け入れた国では治安が悪化し、難民による犯罪が多発しています。中には暴徒になる輩まで出ているようです。

こういった場合は、民族感情を逆撫でされ、排斥行動をとられるのがオチです。実際に欧州では難民受け入れ反対を訴えるデモ活動が活発化しています。これが移民による敵対関係の例でしょうか。

 

宗教・政治的対立

中世なんかでは頻繁に起きていた印象のある要因ですね。

同じ宗教であっても、解釈が異なれば様々な教義・派閥が生まれます。代表的なのはキリスト教カトリックプロテスタントでしょうか。この2つの教派は長きに渡って対立しており、時には戦争まで行っていました。

ファンタジー世界なら、敵対している神を信仰している国家や種族とは相容れないという価値観を持っていても不思議ではないでしょう。

 

政治的な対立であれば、やはり継承問題が有名でしょうか。ようは次の王様だ~れだ?なわけですが、王様になれば国家の意思決定を行える、または強い影響力を持てます。多民族国家において民族主義者の候補者が出た場合、排斥されそうな側としては自分たちに危害を加えない・自分たちの利益になる候補者を擁立・支持するのが当然の流れでしょう。

元々は一つの国・民族だったが、主義主張の違いから分裂した・・・というのは、なかなか使い勝手のいい設定な気がします。

 

利害関係

これは考えるまでもないくらいに簡単ですね。利害関係は、それを左右する要因の扱い方や要因自体の発生・消滅によって簡単に変化します。

政治的・経済的理由で対立することが望ましくない状況や、共通の敵が存在する状況では、友好かどうかは別として協力関係になることが多いです。

逆に対立した方が利益がある、共通の敵がいなくなった場合には、それまでの協力関係から一転して、敵対関係になりえます。

 

人類共通の外敵、裏で暗躍する政治家・・・みたいな前も後も敵だらけ!な世界観を作りたいときには便利なんじゃないかな?

 

肉体的・精神的共通点

これは種族間というよりは、個人間の意味合いが強い気もしますが・・・。

心理学には類似性の法則というものがあります。人間心理において自分と似た者に好意を抱く傾向があるという法則です。

つまり、容姿が似ている、似たような文化を持つ、同じような歴史を歩んでいる他種族に対して親近感がわき、友好な関係を築きやすくなるということですね。エルフとかケモミミとか『人間に近いけど人間ではない』存在に対して『恐ろしい』と思う人は少なくて、むしろ『ひゃああああああエルフきたああああああああ』と狂喜乱舞する人の方が現代では多そうですしね。

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適当に描いたやつなので拡大表示非推奨です(´・ω・`)

 

逆に、似ている要素が一切ないどころか正反対の存在、我々の常識を逸脱した存在には『恐怖』しかありません。人間にとっては『理解できない』ことが最も恐ろしいと感じてしまい、本能的に敵対行動をとろうとします。もしくは発狂・気絶します。『エイリアン』とか『幽霊』なんかはその最たる例ですね。

子供の頃に見た『エイリアン』が未だにトラウマです(´・ω・`)

 

共通点による関係づけは、『初めて出会った時の印象』で全て決まるので、ファンタジー世界ではあまり使えない気がします。大体が『元からその世界に住んでいた種族』になるわけですから。逆に言えば『新しく生まれた・やってきた種族』には有効と言える。

でも一番使いやすいのは、SF物の異星人ですかね。

 

 まとめ

作りたい作品・世界観に応じて、こういった要素を上手く使いこなせるようになると深みのある世界観が作れそうですね。こういうのは『科学的な正確さ』よりも『もっともらしい嘘理論』を並べる方が効果的な気がします。

ガッチガチのSF物を作るなら『科学的な正確さ』を優先した方がいいとは思いますが、僕は遠未来ファンタジーを妄想しているので、『嘘理論』で武装したいと思います。

ちなみに、現段階では『肉体的・精神的共通点』『共通の敵』で異星人との友好・協力関係を結んでいる世界を妄想しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで書いておいてなんだけど・・・

 

 

 

 

かわいいければなんでもよくね??

 

と思ってしまうのは僕がただの萌豚だからでしょうか?